Windows10アップデートに関しては注意点が多く、とくに企業へWindows10を導入するにあたっては、業務システムへの影響を充分配慮した検討をする必要がある。
1.Windows10アップデートの必要性とWindows10アップデートモデルの種類
まず大前提として「OSアップデートは継続的に出る」。
そしてこれにしっかり(または必要に応じて)追従していかないとサポートを受けられないことになる。
どの程度追従していかないといけないかを判断するには、アップデート提供モデルの種類を把握しておく必要がある。
ということで、アップデート提供モデルは、以下の3種類。
- CB(最新モデル)
- CBB(企業向け最新化モデル)
- LTSB(固定化モデル)
実はこれより前の開発者側フェーズも存在するが、ユーザが意識するのはこれだけでよい。
2.CB(最新モデル)
- CBは「Current Branch」の略
- 最新の機能がいち早く提供されるもの
- Windows10全エディションで利用可能なもの
- 「WindowsUpdate」によるアップデート
- 個人向けのWindows10HomeもこれによりUpdateされる
- 年に2~3回
- 法人向けにはアップデートタイミングや配布対象クライアントをコントロールできる「Windows Update for Business」というものも用意されており、個人向けCBとブランチが異なる
3.CBB(企業向け最新モデル)
- CBBは「Current Branch for Business」の略
- CBリリースの約4か月後にリリースされる
- 「Windows Update」や「WSUS」によるアップデート
- Windwos10 Pro と Enterpriseが対象
- 社内Windowsクライアントへのアップデート配信はトラブルの元。これを考慮しつつ最新技術を導入していこうという主旨のもの。
-
- 最大約8か月間の社内テスト、検証が可能(←どういうこと?未消化だがメモとして残す)
4.LTSB(固定モデル)
LTSBは「Long Term Servicing Branch」の略
最もアップグレードの間隔が長く、大企業などを想定したもの
最大10年間サポート
新機能・拡張機能のリリースはなし
5.まとめ
どのブランチもセキュリティ更新プログラムやバグフィックスは定期的に配信されるので誤解してはならない。
大きな機能更新の頻度がブランチで分けられているという理解で。
CBBの「最大約8か月間の社内テスト、検証が可能」に関しては意味不明。
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