【朗報】Windows11の「ファイル名を指定して実行」ダイアログがついにダークモード対応

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Windows 11ユーザーにとって長年のもどかしさの一つが、ダークモードにしても「ファイル名を指定して実行」ダイアログだけがライトモードでしか表示されない点でした。

多くのウィンドウやダイアログがダークモード対応になってもなお、この部分だけが白バックで浮いた印象を与えていたのです。

ところが最新のInsiderプレビュー版では、この「ファイル名を指定して実行」ダイアログにもついにダークモードが適用され始めているという報告があります。

本記事ではその変化の背景、適用される仕組み、注意点などをわかりやすく解説します。

Windows 11 のUI整合性を高めるため、ついに “ファイル名を指定して実行” ダイアログも黒仕様に近づいてきたようです。試験導入段階ですが注目すべき変化ですね

え、今まで“ファイル名を指定して実行”だけ白かったの?なんでそこだけ違ったのか気になってた。どうやって変わるんだろう…?

Windows 11 ダークモードの現状と課題

そもそも Windows 11 のダークモードって何?

Windows 11 では「設定 > 個人用設定 > 色」でモードを「ライト/ダーク/カスタム」に切り替えることができ、アプリやウィンドウの背景色を暗くする機能が備わっています。

ただし、すべての UI 要素がこの設定だけで暗くなるわけではなく、従来は一部のダイアログやポップアップがライトモードのまま残ることが多かったのです。

なぜ “ファイル名を指定して実行” ダイアログだけ白かったのか?

“ファイル名を指定して実行” ダイアログは OS のコア部分に近い軽量なポップアップで、従来 UI フレームワークと統合されにくい設計だった可能性があります。

他のダイアログ(ファイル操作、警告、確認など)と異なる内部描画方式を使っていたことも、ダークモード化を遅らせる原因の一つと考えられています。

他のダイアログもダークモード対応が進んでいる

最新の Insider Preview ビルド(例:ビルド 26100.5061)では、ファイルのコピー/移動時の進行ダイアログやアクセス拒否警告などが、ダークモード風に描画され始めているとの報告があります。

ですが、完全に黒基調で統一されているわけではなく、ボタンや一部要素がライト風のままであることも報告されています。

“ファイル名を指定して実行” ダイアログがついにダークモードに対応

どのビルドで確認された?

報道された変化は、Insider プログラムのプレビュー版(開発チャンネルやベータチャンネル)で確認されたものです。これはまだ正式版には展開されていない試験導入段階と見られます。

どのように表示が変わる?

従来は “実行” ダイアログの背景が白で、黒文字というスタイルでしたが、暗モード設定下では背景が暗め、文字が明るい色になる表示になるようです。これによって UI の整合性が改善され、違和感が減ることが期待されています。

注意点・未解決の部分

  • 一部の要素(ボタン、アイコン、枠線など)はライト風のままで残る例が確認されています。
  • この変更はまだ隠し機能として扱われており、すべてのユーザーに自動的に展開されているわけではありません。
  • 他のレガシー UI 要素(コントロールパネル、プロパティウィンドウなど)は、まだライトモードのまま残っている可能性があります。

ダークモード対応化されたことを試す方法(Insider 限定or隠し機能)

Insider プログラムへの参加

この新機能を試したいなら、まず Windows Insider プログラムに参加し、Beta や Dev チャネルのビルドを利用する必要があります。(例:ビルド番号 26120.5751 などが対象)

ViveToolを使って隠し機能を有効化する

Microsoft が内部的に用意している機能を “隠し設定” として有効化するツールを使うことで、この新機能を試すこともできます。

ViveToolは、Microsoftがまだ公式にUIで公開していない「隠し機能(Feature ID)」を手動でオン・オフできるツールです。

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ただし、これは技術的な知識が必要であり、公式サポート外の方法であるため、安定性や互換性に注意が必要です。

開発者やWindows Insiderユーザーが、次期バージョンでテスト中の機能を早めに試すために使うことが多いです

実際の手順

まとめると、現時点でも以下のような手順で「ファイル名を指定して実行する」をダークモード対応させることができます。

  1. Windows Insider プログラムに登録し、Beta/Dev チャネルを選ぶ
  2. 対応ビルド(例:26100.5061 など)にアップデート
  3. 必要に応じて隠し機能を有効化するツール(ViveTool)を用いる(ビルド番号が同じでも「段階的ロールアウト(Controlled Feature Rollout)」が行われるため、べてのユーザーに一律で反映されていないことがあるため)
  4. 「設定 > 個人用設定 > 色」でモードを “ダーク” に切り替える
  5. “ファイル名を指定して実行” ダイアログが黒になっているか確認

まとめ

今回、Windows 11 の “ファイル名を指定して実行” ダイアログにダークモードの適用が始まったという報告をもとに、その背景と導入方法、利点・懸念点を整理しました。

UI の一部だけが明るいという矛盾が解消されつつあるのは、小さな変化に見えて大きな前進です。

とはいえ、これはまだ試験段階の機能で、完全な統一には至っていません。今後、正式リリースでどこまで反映されるかを楽しみに見守りたいところです。

この変化は Windows UI の小さな革命かもしれません。ダークモードの進展をぜひ体感してみてください。

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