パワポを使う機会は少ないが、たまたま依頼されたパワポ資料作成時にハマリポイントがあったのでメモ。ハマリポイントはタイトルの通り。
1.発表者ツールとは
発表者ツールを使用すると、1 台のPC (発表者が使用するラップトップなど) にはスライドと共に発表者のメモを表示し、別のモニターには聴衆向けにメモのないスライドを表示することができる。
2.発表者ツールの設定方法
セカンダリモニタの設定
グラフィックボードによって手順は若干異なると思うが、重要なのは接続したプロジェクタをきちんとセカンダリモニタとして認識させること。
単にPCとプロジェクタを接続して、Fn+F3あたりで出力先を切り替えるだけではセカンダリモニタとして設定したことにならない。きちんとグラフィックプロパティなどのメニューから設定変更を行うこと。(この辺りの詳細は使用しているPCやグラフィックボードのマニュアルを参照のこと)
パワポファイルの設定
「スライドショー」タブで以下のように設定しておく。
※当たり前だがプロジェクタを接続した状態でないとセカンダリモニタを認識しないので、接続した状態で行う。
以上で設定は完了。
3.スライドに動画を含む場合の注意点(←ハマリポイント)
発表者ツールの設定は2までで完了だが、動画を含む場合は必ず各ページの動作確認をしておくこと。
自分の場合は、シングルモニタでテストした場合は正常に再生されていた動画が、発表者ツール設定を行ったとたん、再生できなくなった。(再生前の静止画としては表示されるが、再生段階になると真っ黒になる感じ。)
以下のような試行錯誤を経てで解決に至った。
- 使用動画の形式はWMVであった。PC側もプロジェクタ側も、再生前の一瞬、静止画として表示されるが、その後真っ黒になる。
- 動画をAVI形式へ変換後、同様に発表者ツールのテストを行ったところ、PC側・プロジェクタ側の両方で動画は再生されたものの、PCのスペックのせいかぎこちない動画になってしまった。
- 動画をasf形式へ変換したところ、PC側では動画が真っ黒に、プロジェクタ側では正常に再生された。
ということで、今回はPC側の動画部が真っ黒になるのを我慢してasf形式に落ち着いた。
結論的には、後でPCを変えて試してみるとWMVでも動いたりもしたので、スペックの問題かビデオボードの問題か、はっきりと特定できていないが、こういうときは動画の形式を変えてトライアンドエラーで当たるしかないということ。
発表者ツールを使用する予定がある場合は動画ファイルが本番できちんと動くかどうか、事前にプロジェクタを接続してからのテストが必要なようです。
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